自分の心と向き合い続けたい

■思い出す、始まり

 昔から、些細なことでドキドキする性格だ。自分の行動や言動がが人に不快感を与えたかと気にしてしまう。
だから逆に人が自分に対することにも同じように反応してしまいがちで、何か話しているときに自分の方を見てたりすると、何か俺の悪口を言ってるのかな、なんて想像してしまうタイプ。

 17,18の頃だっただろうか。それまでは人の気持ちをあまり読むことなく無邪気にできた人付き合いができなくなった。いつも一緒にいた友達相手でも、自分の言動、相手の反応をすごく気にするようになり、他人といかに波風立てずに付き合うかだけを優先するようになった。結果、自分の心を開示しないし、人の心にも踏み込まなくなり、深い関係を気づけなくなった。

 他人にどう思われているか、特に嫌われているのではないかと思うことが多かった。外で人と目があったら、ケンカを売ってると思われてないかと想像し、そうでないことを確かめるために、その後もその相手の目線を追いかける。そうした行為が逆に相手の注意を引き込み、粗裏目に出た形で絡まれるという落ち。遠い昔、こうしたこともあったような記憶。

 なぜそうなったのかは、今もわからない。もっと子供の頃から、強迫性的な面もあったし、空想にふけるところもあり、幼い頃から精神面の弱さはあったような気がする。

  もう約半世紀も生きてきて、仕事もあり、家族も持ち、人並みに生活できている。が、未だに自分の心の弱さと戦い、時には勝しち、時には負けて凹む。

いつ寿命がつきるかわからないが、少しでも幸福感を持って生きていきたい。こうして書くことで気持ちを整理するとともに、自分の心に打ち勝つ気づきを得られたらうれしい。